ゲーム化!tomo_manaのブログ

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Unityでゲームを作る方法について紹介しています

ずんだもんタイピング 開発ふりかえり


つくったもの

テーマ「1ボタン」
作品「ずんだもんタイピング」
Twitterタグ #ずんだもんタイピング)

ずんだもんの声と映像で癒されるタイピングゲームです。

ずんだもんタイピング(テーマ「1ボタン」)

ずんだもんタイピング | フリーゲーム投稿サイト unityroom
tomo-mana.hatenablog.com

工程

動機

タイピングにしたかった理由は、公開初日からPVが稼げそうなのと、初のチーム開発でもイメージを共有しやすそう、という点からでした。


(タイピングゲームPVの謎については、検証結果まで含め以下にまとめました)
tomo-mana.hatenablog.com


ずんだもんをテーマにしたのは、元々はVoicevoxを使う予定だったのが、どうせならずんだもんのイラストも出してみたらどうか ⇒ 初音ミク16周年+ずんだパーリナイがプロセカデビューという時事にあやかってみました。


なお、ずんだもんをテーマにしたタイピングゲームは「タイミング重視(リズムゲー)」or「ボカロPVにタイピング機能を付けたもの」が多く、今回リリースした「ずんだもんタイピング」のように、個人のペースでビジュアルを進められるゲームは無かったようでした。その意味では、斬新な演出も可能かもしれない、という期待もあり(実際作ってみるとなかなか難しかったわけですが…)


ボカロ曲の人気で、それもニコ動で拡散したキャラを使うということで、今回は「期待外れ」による減点が心配でした(あとローマ字の表記ゆれで結構減点されるかも)

リリースまでの作業(9/18-25)

一週間の作業の様子は以下の記事にまとめました
tomo-mana.hatenablog.com

unity1week TeamUp!! チーム開発

チーム開発におけるコミュニケーションの課題は別の記事にまとめました
tomo-mana.hatenablog.com

結果

これまでの評価(5回分)

冒頭から述べている通り、今回はPVを伸ばす要素に全振りで、ギミックといえばZ連打くらいでした。ただゲーム性に凝りすぎると、「打速」と「正解率」が測れなくなると思ったので、今回はオーソドックスなタイピングで勝負しました。


前半のPVの伸びが良かったので、もう少しこれまでより高評価だったりするのかな…と思っていましたが、評価数と評価が単純に比例するわけではなさそうでした(ただこれまで以上にたくさんの方に評価を頂き、本当に感謝です)。


(過去の作品との評価数の比較)

評価数


それでも、上記を含め、様々な仮説検証ができ、またチーム開発を体験できたことはとても大きい経験になりました。

検証したかったこと

PVの伸び

今回は、前回までの反省を生かして、とにかくPVが稼げる要素に全力を注ごうということで、「PV増に関わる要素は全部入り」を目標にしました。


特に、最初の3日間でPVを稼いだら「人気の新着ゲーム」枠に掲載されるか、その場合、PVがどれくらい稼げるのか、が気になっていて、今回その検証ができたことは大きかったと思います(タイピングの重み付けもありますが、300-400PV/日くらい)

投票期間内のPV(9/25-10/8)

少なくとも以下は必要と考え、全要件を満たようにしました。

1) 「タイピング」タグ
2) 認知度があり、人目を引く時事性
3) 印象的なアイキャッチ
4) 公開に間に合わせる

このあたりは前回の振り返り記事にまとめています
tomo-mana.hatenablog.com


他の作品よりも先にプレイされて、かつ最速で10件以上の評価が得られれば、公開3日目に「人気の新着ゲーム」に入り、そこからさらに評価が増えれば「定番ゲーム」枠に入るのでは、と予想しましたが、概ねその通りになっていたと思います(今後のunityroomのアルゴリズム次第で変わる可能性はあります)

タイピング速度(分布)

タイピングゲームをメンテナンスしていくにあたり、当初想定したタイピング速度(200文字/分)が妥当な数値なのか、開発者相手だと速度が伸びるか、など、調べておきたいと思いました。

タイピング速度の検証結果は、以下の記事にまとめました。超タイパ―の方も当然いらっしゃいますが、開発者だから極端に早いということは無く、ただ全体的に見ると260文字/分くらいと、当初の想定より少し早いけど、200文字/分をターゲットにしたのは、そこまで悪くない設定だったと感じました。
tomo-mana.hatenablog.com

今後の課題

得票の偏り は市場でも起こることで、対処できることと、できないこととがあります。
ただただ、着眼点を磨き実績をつけることが重要と感じました。


●著名なクリエイター
何回もランキングの上位に来る方は、やはり他のクリエイターからも人気があり、作品が出るとなれば話題にもなり、PVも伸びます。ただ、穿った見方をしたくなかったので、参加傾向を見てみました。
tomo-mana.hatenablog.com

特に参加回数に偏りがあるわけでもなく、公平なイベントであることが再認識されて、やっぱり実績がすべてだな、と痛感しました(心の中にある甘えを消そう)

それと、私のように実績のないクリエイターを含む、すべてのクリエイターに公平に与えられたチャンスとして、参加し続けることは一つの努力可能目標と思いました。単純接触効果で、連続して参加している方、参加回数が多い方は、統計上も希少性が上がるようになっており、だんだん他のクリエイターからも意識されるようになると思うからです。


インフルエンサーの影響
特定のインフルエンサーに紹介されるとPVが伸びる、という噂があり、今回も一部の作品のPVが後半で大きく伸びました。ただし紹介されたから必ず伸びるというよりは、どうコメントされるかに依る、といった感じでした(好みがある)

今後の更新について

ずんだもんタイピングは今後も少しずつ増築していく予定です。


ガイアさんにこっそりお願いして、ハロウィン限定アイキャッチ&ゲームタイトル画面になっています(10月末まで))

ずんだもんタイピング | フリーゲーム投稿サイト unityroom
tomo-mana.hatenablog.com


最後までお読みいただいてありがとうございました!

(以上)