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Unityでゲームを作る方法について紹介しています

unity1week にはどれくらいの人が参加しているの?



tomo-manaです。unity1weekには、これまで5回参加しました(2023年10月現在)。

unity1week について

unity1weekをご存じでしょうか。

Unity 1週間ゲームジャム | フリーゲーム投稿サイト unityroom


unity1weekは、毎年3~4回開催されているゲームジャムで、1週間でゲームを作り、その後2週間で他のクリエイターの作品をプレイ・投票を行います。


特にゲーム方面で就職を検討している学生の方など、もっと自分のアイデアやゲームに触れてもらいたいなどの理由で、unity1weekに参加されるケースも多いと思います。どれくらいの方が参加したことがあるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。


なお、アプリをリリースした経験がある方はご存じかと思いますが、500DLしてもらうだけで結構大変です。しかしunity1weekなら、短期間にたくさんの方にプレイしていただくことも可能です。ただし公開するゲームは1週間で作る必要があります。


unity1weekのいいところは、無名のクリエイターでも、ある程度他の方の作品をプレイすることで、他の人にプレイしてもらえる可能性を高められることです。また、投稿期間が決まっていることで、大きく作る前に最小モデルを作ってテストマーケティングに使用できるなど、様々なメリットがあります。


参加人数について書く前に、先にunity1weekの開催頻度と投稿先であるunityroomサーバーの掲載ゲーム数について触れておきます。

これまでの開催回数

unity1weekは、2017年から不定期ですがおよそ年3~4回開催されていて、今年は7年目です。
これまで27回開催されました。


下のカレンダーは、毎年どの時期に開催されたかをまとめたものです。

開催カレンダー(2017~2023)

※かっこ内の数字:公開作品数

最初は毎月開催だったようですが、途中から四半期に1回の開催に変わったようでした。開催時期と回数は開催した年ごとに変わります。(例えば、今年はすでに4回目の開催日まで決まっていますが、昨年は3回でした)

unityroom(投稿サーバー)について

unity1week作品は unityroom に投稿します。unity1weekを主催するnaichilab さんがサーバー運用をされています。


登録・投稿は無料で、X(旧Twitter)アカウントでログインできます。

なお、ゲームプレイ自体は登録しなくてもできます。登録することでゲームの投稿と、unity1week期間内の投票ができるようになります。unity1weekに参加するには、unityroomへのログインが必要です。

この集計を行った時点2023年10月10日現在で、unityroomの公開作品数は18,237点です。後述しますが、このうち4割がunity1week作品です。


…前置きが長くなりましたが、過去27回分の公開作品を集計してみました。

unity1week 総参加人数

第27回までの総参加者は2,930組、公開作品点数は7,583点、平均参加回数は2.5回です。unityroomの4割(41.5%)がunity1week期間に投稿された作品になります。


※集計方法について…各回の「未プレイ」+「プレイ済」全作品をクリエイター単位で集計しました。なお、公開情報のみでしか集計できないので、公開取り消しの作品や、投稿しようと思ったけどできなかったという方はカウントされません。集計は2023年10月10日時点の数値です。

集計方法(未プレイ/プレイ済ゲーム)


複数の作品を応募できるため、1回のイベント内に一人で数点公開される猛者の方もいます(作品点数>参加者数×平均参加回数)。


エントリーしたことがある方の半数以上の方は参加回数1回(中央値=1回)のため、「試しに参加してみた」という方も多いようです。気軽に参加できるイベントといえます。


1回だけ参加した方の人数、2回参加の方、3回参加…と順に足していくと、全参加者の80%に到達するのは3回なので、もし 4回以上参加したことがあるなら、全参加者の 20%(575組)に入ります。すでにunity1weekイベントに多くの貢献をしていると言えるのではないかと思います。

各クリエイターのトータル参加回数(全27回中|2017-2023)

以降、パレートの法則に従って、8割/2割に分けていくと、

参加回数 人数比
4回以上 20%(全参加者の20%)
10回以上 4%(4回以上参加者の20%)
15回以上 0.8%(10回以上参加者の20%)
20回以上 0.016%(15回以上参加者の20%)

上記の表のようになり、参加回数が 5回増える毎に母数の2割 に入っていきます。つまり、粘り強く続けると、あなたの希少性は確実に上がるということです。ただ、今後も継続される方は増えると思われますので、この比率は数年後にはもう少し違ったものになるかもしれません。


なお、unity1weekでよく見かけるな、という印象のクリエイターは 6回以上 参加されている方が多く(該当310組)、6月から立ち上がった unity1week Team-Up!! 参加メンバーでは、特によく知られたクリエイターは 10回以上 参加されている方が多い印象です。

最近のunity1week参加傾向

開催時期により差はあるものの、毎回コンスタントに100組前後の新規参入があります。飛び込みで参加したのが自分だけ、ということは無いと思います。


グラフの赤塗部が新規参加の人数。

新規参加者数(全27回)

新規参加率はだいたい30~40%くらいです。

新規参加率%


2つのグラフをまとめたものも置いておきます

新規参加率の推移(2017~2023 計27回)

直近5回分の比率を見比べてみましょう。

直近5回の参加構成比

ここでは便宜的に、1回目、2-3回目、4-7回目、8-10回目、11回以上、の5段階で分けてみました。

先述の通り、過半数は参加回数3回以下の方です。また、参加回数が15回以下なら、どの回に参加しても、だいたい自分と同じくらいの参加回数の方がいます。


ここまで数字でざっと見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
気軽に参加できて、継続が実績になるイベントだと感じられたのではないでしょうか。


興味が出てきた方は、ぜひ次回参加してみてもよいかもしれません。一緒にゲーム作りを楽しみましょう!(…と、ライバルを増やして、私には励みになる以外に何のメリットもないものの、unity1weekの統計が知りたかったので調べてみました)


お読みいただいてありがとうございました。

(以上)