工程
動機
タイピングにしたかった理由は、公開初日からPVが稼げそうなのと、初のチーム開発でもイメージを共有しやすそう、という点からでした。
(タイピングゲームPVの謎については、検証結果まで含め以下にまとめました)
tomo-mana.hatenablog.com
ずんだもんをテーマにしたのは、元々はVoicevoxを使う予定だったのが、どうせならずんだもんのイラストも出してみたらどうか ⇒ 初音ミク16周年+ずんだパーリナイがプロセカデビューという時事にあやかってみました。
なお、ずんだもんをテーマにしたタイピングゲームは「タイミング重視(リズムゲー)」or「ボカロPVにタイピング機能を付けたもの」が多く、今回リリースした「ずんだもんタイピング」のように、個人のペースでビジュアルを進められるゲームは無かったようでした。その意味では、斬新な演出も可能かもしれない、という期待もあり(実際作ってみるとなかなか難しかったわけですが…)
ボカロ曲の人気で、それもニコ動で拡散したキャラを使うということで、今回は「期待外れ」による減点が心配でした(あとローマ字の表記ゆれで結構減点されるかも)
リリースまでの作業(9/18-25)
一週間の作業の様子は以下の記事にまとめました
tomo-mana.hatenablog.com
unity1week TeamUp!! チーム開発
チーム開発におけるコミュニケーションの課題は別の記事にまとめました
tomo-mana.hatenablog.com
結果
#unity1week#ずんだもんタイピング
— tomo-mana (@tomomana16) 2023年10月8日
評価ありがとうございました!
楽しさ3.617
絵作り4.158
サウンド3.975(44位)
操作性3.583
雰囲気3.825
斬新さ2.925
評価はこれまでになく厳しいですが、今回もいろんな学びがあり、楽しい時間でした! pic.twitter.com/pUjjgrXOES
冒頭から述べている通り、今回はPVを伸ばす要素に全振りで、ギミックといえばZ連打くらいでした。ただゲーム性に凝りすぎると、「打速」と「正解率」が測れなくなると思ったので、今回はオーソドックスなタイピングで勝負しました。
前半のPVの伸びが良かったので、もう少しこれまでより高評価だったりするのかな…と思っていましたが、評価数と評価が単純に比例するわけではなさそうでした(ただこれまで以上にたくさんの方に評価を頂き、本当に感謝です)。
(過去の作品との評価数の比較)
それでも、上記を含め、様々な仮説検証ができ、またチーム開発を体験できたことはとても大きい経験になりました。
検証したかったこと
PVの伸び
今回は、前回までの反省を生かして、とにかくPVが稼げる要素に全力を注ごうということで、「PV増に関わる要素は全部入り」を目標にしました。
特に、最初の3日間でPVを稼いだら「人気の新着ゲーム」枠に掲載されるか、その場合、PVがどれくらい稼げるのか、が気になっていて、今回その検証ができたことは大きかったと思います(タイピングの重み付けもありますが、300-400PV/日くらい)
少なくとも以下は必要と考え、全要件を満たようにしました。
1) 「タイピング」タグ
2) 認知度があり、人目を引く時事性
3) 印象的なアイキャッチ
4) 公開に間に合わせる
このあたりは前回の振り返り記事にまとめています
tomo-mana.hatenablog.com
他の作品よりも先にプレイされて、かつ最速で10件以上の評価が得られれば、公開3日目に「人気の新着ゲーム」に入り、そこからさらに評価が増えれば「定番ゲーム」枠に入るのでは、と予想しましたが、概ねその通りになっていたと思います(今後のunityroomのアルゴリズム次第で変わる可能性はあります)
タイピング速度(分布)
タイピングゲームをメンテナンスしていくにあたり、当初想定したタイピング速度(200文字/分)が妥当な数値なのか、開発者相手だと速度が伸びるか、など、調べておきたいと思いました。
タイピング速度の検証結果は、以下の記事にまとめました。超タイパ―の方も当然いらっしゃいますが、開発者だから極端に早いということは無く、ただ全体的に見ると260文字/分くらいと、当初の想定より少し早いけど、200文字/分をターゲットにしたのは、そこまで悪くない設定だったと感じました。
tomo-mana.hatenablog.com
今後の課題
得票の偏り は市場でも起こることで、対処できることと、できないこととがあります。
ただただ、着眼点を磨き、実績をつけることが重要と感じました。
●著名なクリエイター
何回もランキングの上位に来る方は、やはり他のクリエイターからも人気があり、作品が出るとなれば話題にもなり、PVも伸びます。ただ、穿った見方をしたくなかったので、参加傾向を見てみました。
tomo-mana.hatenablog.com
特に参加回数に偏りがあるわけでもなく、公平なイベントであることが再認識されて、やっぱり実績がすべてだな、と痛感しました(心の中にある甘えを消そう)
それと、私のように実績のないクリエイターを含む、すべてのクリエイターに公平に与えられたチャンスとして、参加し続けることは一つの努力可能目標と思いました。単純接触効果で、連続して参加している方、参加回数が多い方は、統計上も希少性が上がるようになっており、だんだん他のクリエイターからも意識されるようになると思うからです。
●インフルエンサーの影響
特定のインフルエンサーに紹介されるとPVが伸びる、という噂があり、今回も一部の作品のPVが後半で大きく伸びました。ただし紹介されたから必ず伸びるというよりは、どうコメントされるかに依る、といった感じでした(好みがある)
今後の更新について
ずんだもんタイピングは今後も少しずつ増築していく予定です。
(ガイアさんにこっそりお願いして、ハロウィン限定アイキャッチ&ゲームタイトル画面になっています(10月末まで))
ずんだもんタイピング | フリーゲーム投稿サイト unityroom
tomo-mana.hatenablog.com
最後までお読みいただいてありがとうございました!
(以上)